じょんじょがゆく

Ring-tail cat JonJo’s bizarre adventure

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じょんじょとの出会い 

はじめてじょんじょに会ったのは自宅から車で30分ほどのPetsmart(大手ペットサプライチェーン)でした。

2008年3月29日(土)の朝9時半ごろ、私は怪しい無料投資セミナーに出席するために車を走らせていました。休日の朝で道路も空いており、予定よりかな~り早く目的地に着きそうな感じでした。その時たまたまPetsmartの看板が目に入りました。それで急にウサギが見たくなり、時間つぶしも兼ねてPetsmartに寄ることにしたのです。


【イメージ画像】

当時私は毛皮の小動物に飢えていました。2年前に人生最愛の猫ラオウを失なった後、彼に操をたてて、あえて猫を飼っていませんでした。しかし猫を切らした猫おばちゃんの悲しい性、用も無いのにペットショップに入っては、ウサギやハムスターの毛皮を眺めて寂しさを癒すのが常だったのです。

そんな目的で入ったPetsmartでしたが、ありえないことにその日は犬と猫がいました。アニマルシェルターが店舗の一角に場所を設けて、里親探しをしていたのです。ウサギ売り場へ行くはずだった私は、当然のようにそちらに吸い寄せられました。


【イメージ画像】

犬達の檻が手前の床に並べられ、その向こうの簡易机の上に子猫達、壁際のガラス張りの狭い部屋に成猫達の檻が3段重ねで合計9個つみあげてありました。

混んでいない成猫コーナーのガラス戸を開けて中に入ろうとしたところ、ナブラチロワ似のボランティアさんがとっても感じ悪く「申込書に記入しましたか?」と聞いてきました。見るからに冷やかし客の顔をしていたらしい(笑)。まあ書くだけならいいやと思って記入することにしました。名前、住所、ペットを飼った経験、現在飼っているペット、家族構成、持ち家かレントか、等の情報でした。

用紙を係の人に提出してガラス部屋に戻ると、ナブラチロワはさらに感じ悪く「もし今日決断しても、猫を連れて帰ることはできませんからね。バックグラウンドを調べることになっているんです」と言いました。まあそれはそうだよね、猫をアダプトして三味線の皮にする人もいるだろうしね(いるのか?)。ガラス部屋の中には他に、ちびまるこちゃんに出てくるたまちゃんを金髪のおばさんにしたような優しそうなボランティアさんもいて、猫の世話をしていました。

私は無意識にトキとラオウ(以前飼っていた猫)のような兄弟を探していました。若いタキシードが2匹入一緒に入っている檻があったので紹介メモを読んだところ両方とも雌でした。下段の中央、一番目立たない場所にも2匹の檻がありました。可愛い顔のまるまるしたオレンジと雉が雛人形みたいに並んでいました。紹介メモには Joseph: male/ Peter: male deafと書いてありました。


【イメージ画像】

「その子達は兄弟なのよ」と金髪のたまちゃんが話しかけてきました。

「タビーの方は耳が聞こえないの。だからお兄さんと一緒じゃないとだめなの。二匹一緒にもらってくれる人を探しているのよ」

「私、以前兄弟猫を飼ってました。仲良く一緒に遊べる相手がいるのは猫にとっていいことだから、もしまた飼うとしたら絶対兄弟って決めてます」

「とってもいい子達よ。抱っこしてみる?」

たまちゃんは檻の戸を開けオレンジの猫をひきずり出して私のひざに乗せました。猫はフケだらけでした。左の耳が外側に折れ曲がっていました。抱っこが嫌みたいで、隙を見て私の膝から飛び降りました。後姿を見たら尻尾がぐにゃりと曲がっていました。私は(どこがいい子なんだよ・・・やっぱりラオウが一番かわいい)などと考えていました。

「元の飼い主は中国人のお医者さんの奥さんだったわ。生まれた赤ちゃんが猫アレルギーで、泣く泣く猫を手放したのよ。キャットフードじゃなくて魚や肉だけ与えて育てたんだって。ここに来たばかりのころはすごい肥満だったのよ。これでもかなりダイエットしたのよ」

次に雉を抱っこさせてもらったのですが、これがまた嫌がる嫌がる。その子はデブデブで両耳は蛹からかえったばかりの蝶の羽みたいに萎んでいました。この耳が聞こえないんだなと思いました。そしてやはりフケだらけでした。

雉は全く懐かない猫で、私の手から無理やり逃げ出し、檻の下の隙間に入り込んで出てこなくなりました。たまちゃんは猫じゃらしのおもちゃでおびき寄せて捕まえていました。

「名前を呼んでも聞こえないから、いつもこうやっているの(笑)」

猫達はまた狭い檻にとじこめられました。

「もう何ヶ月もここに居るのよ。ハンディキャップがあるし、兄弟一緒の条件だし、なかなか貰い手がみつからないの。私が貰ってあげたいけど、うちにはもう7匹猫がいるから・・・」

ナブラチロワが横から話に入って来ました。

「私なんか、いつの間にか犬が4匹、猫が4匹、鳥が2羽よ(笑)」

私は彼女達に心を打たれました。シェルターでボランティアをしてアダプトもして・・・なんて立派なんだろう。本物だ、真のアニマルラヴァーだ、それにくらべて自分は猫猫言ってるわりに猫のためになることを何もやっていない。恥ずかしい。私がこの売れ残り猫をアダプトしたら、彼女達は助かるし、他の恵まれない猫もこのスペースに来られる。別に猫は欲しくないけど、彼女達に自分の心意気を見せたいというか・・・どっ、どうしよう・・・。

私が悩んでいると、ナブラチロワがマネージャーの女性を連れてきました。マネージャーさんは言いました。

「その2匹なら、特別に今すぐ連れて帰って構いません。それとアダプトが決まった場合は1匹$125の寄付をいただくことになっていますが、2匹で$125で結構です。いかがでしょう!?」

た、叩き売り?そこまで厄介者なんだ?・・・そうだよね・・・耳が聞こえなくて・・・奇形が入っていて・・・愛想も悪いし・・・今まで誰も貰ってくれなくて、きっとこれからも・・・この狭い檻のなかで・・・団子みたいにくっついて・・・みんなどんどん貰われていく中で・・・この子達だけがこうして・・・フケだらけで・・・。

そう考えると不憫で不憫でいてもたってもいられなくなってしまい・・・。

その後、頼れる友達に連絡してペットショップに来てもらったり、犬の餌を買いに来ていた近所のご夫妻とばったり会ったり、同じ通りにあるGolfsmithに向かっていた友達から偶然連絡が入って「お願い、一大事なので来て~」と無理やり来させたり・・・。そんなこんなで最も仲良くしていた友達4人に見守られて、一大決心をしたのでした。決めたとなったらそれまでの不安は全部吹き飛んで、セミナーをぶっちぎったことも忘れて、ラオウのことも忘れて、新しい猫達との生活が始まる喜びと期待で頭の中がウキウキになってしまいました。全く猫というやつは不思議な魔法を使いやがるぜ。

(おわり)

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カテゴリ: 出会った日のこと

テーマ: 猫と暮らす - ジャンル: ペット

tag: Petsmart  アニマルシェルター    アダプト 

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Posted on 2011/12/20 Tue. 19:28    TB: --    CM: --

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